インドネシア・ジャカルタ北部に「チタルム川」という川がある。この川は一部の人間にはとてもよく知られている異常な川である。
何が異常なのかというと、その汚染度である。あまりの汚染に「チタルム川こそが世界で最悪の汚れた川」として有名になってしまっているのである。
汚染されていると言えば、中国やインドの川の汚染も相当なものだが、そういった国々を押しのけて、世界最悪の汚染された川とされているのだから、チタルム川の「汚さ」は相当なものであることが分かると思う。
実はインドネシア人はゴミに無頓着だ。
シンガポールからリアウ諸島の国々に入る際、シンガポール側の海はとてもきれいなのに、インドネシアの島に向かえば向かうほど、どんどん海面にプラスチックのゴミが目立つようになっていく。
観光客が来る側の港は海面が掃除されていてゴミは浮いていないのだが、一般庶民が使う港と言えば、もうゴミ箱レベルの汚さなのである。