バングラデシュは想像を絶する不潔な国だが、その中でも最も環境が破壊されていると言われているのは、首都ダッカの西側にあるハザリバーグという場所である。
このハザリバーグは、この国にある大きな売春地帯に向かう途上にあるのだが、ここの一角を通り抜けるときはそれまでの場所とは明らかに空気が違っているのが分かる。
ガス臭いような、生ゴミが腐っているような、ゴムが焼けているような、何とも言えない空気なのである。
車で通り抜けるだけなのに、そのハザリバーグの一角があまり環境に良くない場所であるのを感じるが、このハザリバーグこそが、世界でも10指に入るほどの「世界最悪汚染地帯」だったのである。
世界で10指に入るどころか、NYのNGO団体は2013年の報告書ではこの場所こそが「世界で最も有害な場所」であると結論付けている。