国全体が貧困地区になっているグアテマラだが、このグアテマラにも売春地帯がある。「ラ・リネア」という場所である。
リネアというのは「線」という意味なのだが、ここで言う「ラ・リネア」は線路を意味している。
どこの国でもそうだが、線路沿いには貧困層が集まる。その理由については以前にも書いた。(なぜ途上国では線路沿いのうるさい場所に人が住み着くのか)
インドでも線路沿いに売春地帯がある。ムンバイのガート・コパールである。雰囲気がとても好きな売春地帯だったが、ジョーティという売春女性に金を盗まれた。(ガート・コパール。部屋にベッドすらもないスラム売春地帯)
インドネシアにも線路沿いに売春地帯がある。今はもう潰されたという噂も聞いたが真偽は定かではない。(ジャカルタの線路沿いの売春宿がこんな風になっていたとは)
バングラデシュもそうだ。ダッカからずっと西に向かったところにダウラディア売春地帯がある。
線路沿いに貧困層が集まり、そしてその貧困スラムの女性たちが売春をするようになり、線路沿いの売春地帯が誕生する。線路沿いの売春地帯とは、そのためにどこの国でも「スラム売春」である。