◆市長になった翌日に容赦なく殺されるのがメキシコの日常

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閲覧注意
2016年1月1日にメキシコのテミスコ市の女性市長として就任したばかりのギセラ・モタ氏は、その翌日の朝に殺された。

彼女がまだ自宅にいる7時30分、4人の男たちが彼女の家に侵入し、市長になったばかりの彼女に暴力を加え、最後に頭部を銃で撃って殺害した。即死だったようだ。

つまり、4人の男たちは、最初から彼女を殺害するつもりでいたということになる。

彼女が市長になったテミスコ市はメキシコシティから南に90キロほど下ったところにある都市だったが、この都市ではドラッグが溢れ、組織同士の抗争、殺人、誘拐が溢れていた場所であったとされている。

こうした土地柄なので、売春ビジネスも盛んで、ティファナとは違って、インターネットによって売春女性と接触するタイプのものが主流になっている土地だった。

その売春ビジネスに関わる女性たちもドラッグ・カルテルと関係を持つ。その多くはドラッグを無理やり与えられて依存症にされた女性が、売春ビジネスに堕とされていたという。

ギセラ・モタ氏は、暴力犯罪が多発するテミスコ市からドラッグ・カルテルを一掃してクリーンな街にすることを誓っていた。市民をその彼女の姿勢を支持して市長に送り出したのだが、たった一日でその夢は無残に打ち砕かれた。

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