タイの売春地帯にはミャンマー女性が大量に流れ込んでいる。ミャンマーはロヒンギャ族の迫害と追放で世界に注目されているのだが、実はそれだけではない。
山岳民族や少数民族もまたミャンマーの中央政権としばしば衝突しては難民として隣国タイに流れ込んでいる。こうした色白の山岳民族・少数民族がタイの売春地帯に流れ込むと、肌が白いというだけで人気嬢になるので、積極的にミャンマー女性を雇う店が増える。
いまやタイの若い女性は売春をしなくても生きていけるだけの仕事と収入が得られるようになりつつあるので、MP(マッサージ・パーラー)やゴーゴーバーでは若い女性が不足している。
だから、私たちのような外国人のハイエナには見分けがつかないのだが、タイの売春地帯はもうかなりの前から、タイ女性、ラオス女性、ミャンマー女性の多国籍になっている。
肌が白くて客が呼べる、若くて客が呼べる、どのみち外国からきたハイエナには女性がタイだろうとミャンマーだろうと分かりはしない。そうであれば、タイ周辺国の女性がやたらと増えても不思議ではない。
最初から最後までタイ女性と思っていても、実際には周辺国の女性であったというケースもあるはずだ。女性たちもタイに来た方が自国で売春するよりも儲かるのだから、悪い話ではない。