1988年に東京都足立区綾瀬で起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」は、今なお語り継がれる凶悪少年犯罪だった。
17歳の女子高生が路上で不良グループに拉致され、約40日に渡って凄惨なレイプ、リンチを受けて、ボロボロになって死亡、遺体はコンクリート詰めにされて東京湾埋立地に遺棄された。
この不良グループはこの事件の前にも別の女性を2名レイプしており、さらに被害総額220万円にもなる店舗荒らし、そして、分かっているだけで20件以上になるひったくりをやっていた。
このひったくり事件で余罪を追及している中で、女子高生コンクリート詰め殺人は発覚していたのだ。
この16歳から17歳の不良グループが起こした少年事件は、全貌が明らかになるに連れて日本中が震撼した。
この不良グループは女子高生を脅して最初にホテルに連れ込んでレイプし、たまり場になっていた自宅の二階に女性を連れ込んで、グループ全員で代わる代わる昼も夜もレイプし続けた。
彼女をレイプしたのは中心となった少年4人だけではない。この不良グループの関わる暴走族仲間なども含めて、関わった男は数十人を超えていた。(鈴木傾城)