2012年、英紙タイムズの調査報道によって明るみに出たグルーミング・ギャング事件が、国家を揺るがす大スキャンダルとなっている。主にパキスタン系の男たちグループが、若い白人少女たちを性的に搾取し、レイプを繰り返していた。
事件の舞台となったのは、イングランド北部の街々、具体的にはロザラム、ロッチデール、オールダムといった場所で、それは起きていた。特にサウスヨークシャー州ロザラムでの被害は甚大だった。
1997年から2013年のあいだに、少なくとも1,400人もの未成年が移民パキスタン系の男たちの餌食となったのだ。
彼らの手口は巧妙だった。「グルーミング」と呼ばれる手法で、性的目的を隠して少女たちに近づき、手なずけていく。最初だけは贈り物やアルコールを与え、優しく接することで信頼を得る。
そして、少女たちを密室におびき寄せると態度を急変させ、恫喝し、レイプし、口止めのために脅す。被害者の多くは、貧困や家庭の問題を抱えた脆弱な立場の少女たちだった。
2014年、大学教授のアレクシス・ジェイ氏による衝撃的な報告書が発表された。そこには、当局の怠慢と無策が赤裸々に記されていた。被害の報告を受けても、さまざまな機関や地方当局が適切な行動を取らなかったのだ。
その理由のひとつが、加害者の多くがパキスタン系住民だったことだ。異文化に対する過度な配慮が、レイプ犯罪に対する断固たる対応を妨げた。この移民のクズどもを起訴しないという最終決定をしたのが、現在の首相であるキア・スターマーだった。
それを、イーロン・マスクが激しく攻撃して国際問題になっているのだった。スターマー首相は、「嘘や偽情報をできるだけとことん広く拡散しようとする者たちを批判する」と自己弁護している。