世界史は意図的に仕掛けた「憎しみ」によって起こっているというのは、小学校の頃から教えておいた方がいい。知らなければ何度でもワナにハマってしまう。戦争の裏側にいる「黒幕」は、今も昔もこの「憎しみ」という強い感情を操り、世界中で金儲けの機会を生み出している。(鈴木傾城)
プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。著書は『ボトム・オブ・ジャパン』など多数。政治・経済分野を取りあげたブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営、2019、2020、2022年、マネーボイス賞1位。 連絡先 : bllackz@gmail.com
欧米は「憎しみ」を煽り立てて何をしているのか?
現代の世界が憎しみに溢れているのはなぜか。それは、人間がもともと「憎しみ」という感情を心に持っているからだ。この「憎しみ」に着目した国々があった。広大な植民地を持っていた欧米諸国だ。
全世界を統治した欧米諸国は、支配下においた国が自分たちに刃向かわないように、恐ろしい「仕掛け」を用意した。それが「分割統治」である。
1. ある国を力で征服する。
2. 国民を宗教や人種で2つのグループに分ける。
3. 互いに相手を憎み合わせて消耗させる。
4. そして、統治者に刃向かわないようにする。
とても重要なご指摘だと思います。
特に「国民を二つに分け、憎悪を作り出し、憎悪の矛先を互いに向けさせたのだ。」の部分
最近の疫病や武力衝突について、双方が反◯◯だの親△△だのとレッテルを貼りあって互いに罵り合うという、ホントにしょーもない状況が出現してますが、明らかに日本人の思考レベルの低下を示すものです。
世界を正と邪、善と悪にすっぱり分けて捉えるという粗暴な考え方が、いわゆる一神教や狂惨主義の基になっているのですが、精神が粗雑な西洋人がこれに絡め取られるのはまあいい(いやよくないが)として、日本人までがまんまと乗せられてどーすんだよ、と思います。
その粗暴な考え方でここ100年ほど不当に貶められ理不尽な扱いを受けてきた我が国であるのに、今はあたかも「正義」側のチームに入れてもらったつもりでターゲットを一方的に罵りまくって溜飲下げてるだけでしょう。そんな能天気でいると、いつまた「悪の枢軸」チームとみなされて潰されるかわかったもんじゃないのにねぇ‥
誠に遺憾ながら、読み書きそろばんをはじめ国民の知的レベルは、江戸時代末期の庶民のそれと比較して相当低下している、というのが私の見解です。そうなるよう仕向けた者がいるからですが
そんな「主権者様」の投票行動で決まる政治のレベルが劣悪なのも当然と言えば当然であり、根本的にシステムを変えない限り底なしにズルズル堕ちていくだけなんだろうな、と思っています。