以前ジャカルタをさまよっていたとき、この中央ジャカルタのメンテン近郊の売春地帯のことはよく聞いていた。
一度近くを通ったのだが、昼間だったせいか、汚れたカンポン(集落)が目についたくらいで特に何があったわけではなかった。
その後、ジャカルタ北部のコタ地区があまりに興味深いところだったせいもあって、この売春地帯のことをすっかり忘れたまま、シンガポールに戻ってしまった。
そのうち、またジャカルタを訪れるつもりでいたのだが、今度はインド圏のほうに関心が向いてしまったので、ついに訪れることができなかった。それが心残りだ。