◆デトロイト荒廃は、グローバル経済を受け入れた先進国の未来

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アメリカのデトロイトが消滅の危機にある。1960年代、デトロイトと言えば、全米屈指の工業地帯であり、この地が世界に君臨していたのである。

ゼネラル・モーターも、フォードも、クライスラーも、すべてがここに集結していた。そして、最新のオートメーション、最高の大量生産、最新のマネージングがここにあった。

まさに、ここが「古き良きアメリカ」の象徴だった。世界中のすべての製造業がデトロイトを目標とし、デトロイトを目指していた。

しかし、1970年代の不景気を経てアメリカの産業は停滞し、安売り攻勢を仕掛ける日本等のアジア諸国の攻勢に対処できなくなっていく。

アメリカの労働者は当時、世界でも最高の賃金を得ており、労働者もほぼ終身雇用だった。

労働組合も強く、会社は徐々に傾いていっても、賃金を下げたりリストラするという柔軟な経営ができなくなっていた。つまり、会社は為す術がなかった。

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