あなたは街から漂ってくる魚の焼いた匂いを嗅いで、食欲をそそられるだろうか?
多くの日本人は「もちろんだ」と答える。間違えてもあれが不快な匂いだとは思わない。
しかし、一部のアメリカ人に言わせると、あの魚の焼いた匂いは、どうにも耐えがたい、吐き気すら催すほどひどい匂いなのだという。
アメリカ人は魚の匂いそのものを嫌う人が多い。ツナも食べるには食べるが、「香ばしい匂いだ」と思いながら食べているわけではなく、やはり嫌う人も多い。
肉はいいのだが、魚の匂いが駄目なのである。魚もそうだが、海苔を嫌う欧米人も多い。見た目もグロテスクであり、食べると味も生々しくて好きになれないと言う。
日本人にとって何でもない食材であり、何でもない匂いなのだが、その「匂い」がどうしても我慢できないと言われると、面食らう人も多いのではないだろうか。