◆臓器売買にイスラム過激派。パキスタンの抱えている闇は深い

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2000年初頭、パキスタンでは臓器売買が猛威を振るっていて、それが2007年まで大っぴらに行われていた。臓器を売るのは貧困層。臓器を買うのは先進国の人たちだった。

あまりの臓器売買の蔓延にパキスタン政府は外国人に臓器を売り渡すことを禁止する法律を作ったが、政府が何を決めても守られないのが、新興国の特徴だ。

それからも違法な臓器売買は地下で続けられており、未だにそれが続いていると言われている。

パキスタンでは、2010年に壊滅的な大洪水で農地のほとんどが浸水するという巨大災害に見舞われたことがあった。その後、臓器の提供者が一気に増えたことも報告されていた。

地主から借金の返済を求められて、「妻子を売り飛ばすか、自分の腎臓を売るか」のギリギリの選択を迫られる。

そんなところに臓器ブローカーがやってきて、ただ手術をするだけで金が手に入ると耳元でささやく。

自分の腎臓をひとつ摘出するだけで、娘も土地も手放さなくて済むのであれば、それを決断する父親も多い。

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