ドイツはトルコ移民を含め、大量のイスラム教徒がなだれ込んでいる国だが、文化的な衝突が様々なところで起きている。
最近、耳目を集めたのは、イスラム教の女子生徒の「水泳拒否」問題だった。この「敬虔なイスラム教徒」の女の子は11歳の時から、学校の先生にこのように言って水泳の授業を受けようとしなかった。
「プールで上半身裸の男子生徒の近くにいると落ち着かない」
イスラム教では女性が人前で肌を露出してはいけないことになっているために「ブルキニ」という特殊な水着を着けることになっている。
だから、自分の身体を見られたくないというのであれば、ブルキニで解決できるが、「上半身裸の男の子を見たくない」というのは、解決できない。
結局、ドイツの裁判所は、この女の子の訴えを退ける判断を下したというものだった。