◆「困った人を助ける」という文化のありがたさが身に染みた日

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私がタイという国が好きなのは、人々の優しさに触れられるからだ。みんな生きている中で、とても大変な生活をしている。裕福でない人たちも多いし、そんな中でみんな必死で毎日を生き抜いている。

怒ったり、泣いたり、したたかに何か企んだりしながらも、しかし、タイの人たちは根底には優しさがある。

一時、交通事故の後遺症で痩せ細って幽鬼のような姿になった時期があった。

医者には安静にしないといけないと言われていたが、自分の体力を過信していた私は病院食が馴染めないこともあって無理やり退院した。

「どうせなら、最後にタイを見てから寝たきりになろう」と思った私は、無謀にもタイに向かって安宿に泊まった。

そこではイサーンから出稼ぎに来ていた子持ちの女性がいたのだが、彼女は私の容態を見てただ事ではないと思ったらしく、何度も子供を連れ、食べ物を持って部屋に訪ねてくれた。

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