◆肉体を邪魔に感じつつある社会の到来。私は社会に駆逐されてしまうのか?

◆肉体を邪魔に感じつつある社会の到来。私は社会に駆逐されてしまうのか?

以前、藤森かよこ氏の『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んで下さい。(KKベストセラーズ)』という書籍を紹介したことがある。

ブラックアジアの読者にも好評だった。(ブラックアジア:『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んで下さい。』はオススメだ

最近、藤森かよこはその続編の『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。(KKベストセラーズ)』を出しているので読んでみたのだが、これまた非常に面白い。

藤森かよこは非常に斬新な視点を持って社会を見つめる作家で、文章も洒脱で読んでいると本当に多くの知的興奮が得られる。

この中で、私が非常にインパクトを受けたのが、第13章『デジタル化の必要性を真に日本人が認識していないのが問題だ』の章で描かれる「肉体にうんざりしつつある人類」の項目だった。藤森かよこはこのように語る。

『私は、どうも、現代の若い日本人の精神が肉体を邪魔に感じつつあるのではないかと思っている』

これは、実は私がもう10年以上も前から薄々と感じていたことを可視化した文章でもあった。私は東南アジアや南アジアをさまよい、真夜中の売春地帯で多くの女性たちと刹那的に関わっていきてきた。

言って見れば私は「精神」よりも「肉体」を重視して生きてきたと言える。私だけではない。真夜中の売春地帯(Sin City シン・シティ)に生きているハイエナたち、セックスワーカーたちは、みんな「肉体」で生きてきた。

「肉体」こそが人生であり、言語であった。

もし「動物的に生きたいか、精神的に生きたいか?」と問われたら、私は考える間もなく「肉体的に生きたい」と即答するだろう。私は肉体がもたらす生々しい「生」と「性」を感じることが好きだし、「肉体」を酷使して生きている女性の生き方も好きだ。要するに私は「肉体」主義である。

しかし、私はもう古いのかもしれない。「どうも、現代の若い日本人の精神が肉体を邪魔に感じつつあるのではないか」と藤森かよこは推測している。

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