今はすべてが個性として認められる時代になっている。
たとえば、かつて差別の対象になったアルビノ(先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患)の人々も、モデルとして活躍する時代になっており、その美しさを支持する人たちもいる。
「人と違っていても美しい」
「違うというのは個性のひとつ」
アルビノの人々は、今やそのように受け入れられるようになりつつあり、少なくとも先進国では、かつてのように奇異なものとして差別されることも少なくなった。
先進国では先鋭的な美のカリスマなのである。(美しいアルビノのモデルが認知される裏側に何があるのか)
もちろん、理解のある国や人々ばかりではない。たとえば、アフリカ・タンザニアでは、未だに迫害の対象だ。(呪術と迷信で、手足を切り刻まれるタンザニアのアルビノたち)
その「人と違っていても美しい」というのは、他の障害者たちにも波及するようになっている。たとえば、手足のない女性も、いよいよ少しずつモデルとして活躍するようになっている。