◆別れや悲しみを経験することによって私たちが得るものとは

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コルカタのネタジ・スバス・チャンドラボース国際空港に入るとき、入口にあるインド人の家族がいた。

20代後半と思われるきちんと背広を着た一人の青年を囲み、その父母と姉妹が涙顔で彼を見送っていた。

ちょうど、マレーシア航空機の行方不明があったときで、空港の警備は非常に厳しくなっていた。この日は空港の入口から、すでに警官がパスポートの提示を求めていた時だった。

そのためか、この家族は空港に入らずに入口で見送ることにしたようだった。

母親は息子の手をいつまでも離そうとせず、ずっと泣いていた。息子はごく冷静な表情で母親に声をかけていたが、やがてしっかりとした表情と足取りで空港に入っていった。

彼は何度も何度も振り返り、家族に手を振った。彼の家族の方は母親も姉妹も、泣き崩れて倒れそうになっていた。空港ではたまに、こういった家族の悲痛な別れの光景を見ることがある。空港は別れの場所なのである。

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