ブラックアジア in ジャパン
日本の警察当局はすでにソープランドやファッションヘルスと言った「箱モノの風俗」の新設を認めないようにしている。
そのスキマを縫うようにして拡大しているのが、デリヘルと呼ばれる風俗だ。インターネットや電話で店にコンタクトを取り、女性をデリバリー(配達)してもらう。
今やこのスタイルが日本の風俗の中核に位置している。しかし、これは日本だけの特徴ではなく、世界中の多くのセックス・ビジネスが、こうしたデリバリー式の業態に転換しつつある。
売春地帯をあてどなくさまよい歩いて気に入った女性を肉眼で見つけるというやり方は廃れることはないが、もう古いスタイルになっているのだ。
現代は、インターネットで気に入った女性のおおよその年齢・容姿・性格等のスペック(属性)を選んで、出向くのではなく来てもらうというアマゾンの「ネット販売」みたいなものに転換した。
デリヘルはまさに今の時代に合致したスタイルだった。
ところで、女性に来てもらう場所は通常はホテルだが、中には「ホテルは嫌だ」という男もいる。