インドは非常に保守的な国で、カップル同士が手をつないで歩いていても、「はしたない」と激怒する人がいる。最近では、インドのゴアで「公共の場でキスするな」という法律すらもできた。
そのような法律ができるということは、逆に言えば公共の場でキスするカップルが出てきているということであり、インドの保守的な風土がもう壊れる寸前まで来ているということを示している。
コルカタではあまりアベックは見なかったが、これがムンバイともなると海を見渡す堤防に座ってアベックが肩を寄せ合っていたり、レストランで初々しいふたりがデートしていたりする姿をよく見かけた。
宗教家や政治家や長老が何をわめいても、もう無駄なのだ。インドでも若者の感覚は欧米に近づきつつある。
インド映画でもかつては禁止されていたキスシーンも長々とやっているし、そもそもインターネットを見ると、キスシーンどころではなく、インド人同士の剥き出しのセックスですらも当たり前になった。