アメリカのメディア大手ガネット社が手がけている『ザ・スペクトラム紙』で、つい一週間ほど前フィリピンの「忘れられた子供たち」の記事が掲載されていた。
フィリピンには「忘れられた子供たち」がたくさん存在しているが、アメリカはこの子供たちに関心の目を向けたことがないという内容である。
忘れられた子供たちとは、誰を指しているのか。
それは、アメリカ軍兵士が、フィリピンの現地女性に生ませて、そのまま捨ててきた子供たちのことだ。
こういった子供たちは「アメリカ人」と「アジア人」の間にできたので、このふたつの単語を合わせて「アメラジアン」と呼ばれている。
Amer + asians = Amerasians
この「アメラジアン」という言葉は、欧米では前向きに捉えられた言葉ではない。