国外では治安が悪い国が多いのだが、東南アジアもまた治安が悪い国としてタイやフィリピンがよく上げられる。
特にフィリピンは銃が野放しになっており、警察の汚職がひどいこともあって治安の悪さは東南アジアでも格別だ。
最近は剛腕のドゥテルテ大統領が殺人部隊をけしかけてドラッグ関係者をストリートで問答無用の射殺を行うような政治をしているので、ことさらフィリピンの治安の悪さは際立つ。
「人権なんか忘れろ。人権は気にしない。私は本気だ」というのがドゥテルテ大統領の基本姿勢だ。(フィリピン麻薬戦争。これが現場の血まみれ殺害光景だ)
そのため、2016年以後のドラッグ戦争では6歳の子供が射殺されたり、外国人も撃たれたりしている。
しかも、警察がやっているのではなく、警察とつるんだ雇われの殺人部隊がやっており、それを警察が黙認し、時には隠蔽するという方法を取っている。
このドゥテルテ大統領の人権無用のやり口を激しく批判していたのがレイラ・デリマ上院議員だったが、彼女は「麻薬取引に関わった」として逮捕された。