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ロヒンギャ族が難民となってアンダマン海やマラッカ海峡をさまよっている。そして、ロヒンギャ族の受け入れ拒否や人身売買が連日のようにニュースになっている。
ロヒンギャ族の難民問題は、今や東南アジアの大きな問題として浮上している。
多くの国は、ロヒンギャ族を受け入れていない。いったん受け入れると、その国はロヒンギャ族を際限なく受け入れなければならなくなるからだ。
問題の震源地であるミャンマーもまた、国民感情としてロヒンギャ族を排除しており、いったん出ていったロヒンギャ族を受け入れようとしない。
そのため、ロヒンギャ族は国を失い、海上を果てしなくさまよう棄民になってしまった。
ミャンマーでは、圧倒的大多数を占める仏教徒と、バングラデシュからやってきたイスラム系のロヒンギャ族が激しく民族対立してきた。
その対立は、もはや修復の糸口すらもない。アウンサンスーチー氏ですらも、この問題には完全に口をつぐむ。