閲覧注意
「13歳の少女をレイプしてマチェーテで斬り殺す」と言えば、生まれながらの凶悪殺人鬼がやった犯罪と誰もが思う。
しかし、別に凶悪なレイプ殺人事件を起こすのは「生まれながらの犯罪者」であるとは限らない。30代、40代になっても犯罪を犯さず、ごく普通に社会生活を送っていた男が、あるとき突然、犯罪者になることがある。
ごく普通どころか、議員に立候補するような立場の男が、まるで抑えていた狂気を爆発させるような「野獣性」を見せることもある。
ごく普通に生きている人間の心の奥底にも、実は凄まじい暴力性を隠し持っていて、それがあるとき隠されたスイッチが入ったかのように、理性を忘れて狂気の暴力を噴出させ、暴走させるのである。
いろんな国で、凶悪な殺人事件が起きたとき、近所の人々がこのようにコメントする。
「あの人がそんなことをするなんて信じられない」
しかし、人は誰でも狂気を隠し持ち、暴走させる。いったい「何」が狂気のスイッチを入れるのか。