閲覧注意
アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアで、ひとりの24歳の売春女性が自殺して屍蝋化したような不思議な状況で見つかったことがあったという。
この女性はヘロイン中毒だったということだが、どのような経由で自殺し、死後何日で発見されたのかはまったく不明である。名前すらも知られていない。
フィラデルフィアでヘロイン中毒の売春女性が死んだというのは別に珍しい事件ではない。フィラデルフィアはニューヨークから「都落ち」した女性が集まる場所でもあり、ストリート売春する女性も多い。
ローリーという名前の、ひときわ「ひどすぎる」と言われている売春女性もこのフィラデルフィアにいる。(フィラデルフィアのあまりにもひどすぎる老いた売春女性)
だから24歳の売春女性が重度のヘロイン中毒で死んだところで翌日には忘れられる事件でもある。
しかし、アンダーグラウンドの人間で、この屍蝋化した女性のことを知らない人間はひとりもいない。なぜなら、この女性の遺体があまりにも普通とは違っていたからである。
人間の姿形をしているのだが、どこかの異星人(エイリアン)のような姿だったという形容が合っている。本当に、異様な姿だった。