チャーリー・シーンは俳優一家に生まれ、30代から映画『プラトーン』や『ウォール街』で爆発的な人気を得た俳優だ。
しかし、連日連夜のパーティーで自分を見失うようになり、アルコール、ドラッグ、セックスに溺れ、典型的な「セレブ病」に蝕まれるようになっていった。
そして2015年11月17日、チャーリー・シーンはテレビの生放送で、「HIVに感染した」と自らの口で語り始めた。
HIV感染は2011年に分かったようだが、それ以降もチャーリー・シーンの荒淫は止まらなかった。
そこで、事情を知ったポルノ女優やセックスのパートナーから恐喝されて12億円もタカられるようになり、ついに11月17日の告白を余儀なくされた。
こうしたHIV騒動は最近は珍しくなったが、HIVやエイズの感染は決して下火になっているわけではない。
アフリカでも、インドでも、東南アジアでも、エイズ問題は依然としてそこにあって、それは売春ビジネスを介して人から人に広がっている。売春地帯はエイズの温床だ。
私自身も売春地帯にどっぷり浸かっていた。そして常にエイズは「隣」にあった。チャーリー・シーンはHIV感染だったというが、では私自身はどうなのだろうか……。