◆美人コンテスト。貧しい東南アジア女性が託す一縷の望み

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世界中の貧しい少年が憧れるのは、サッカー選手やボクシングの選手である。

少年たちは貧乏な家庭で育ち、学歴もなく、生まれながらにして野良犬のように扱われる。そんな中で、唯一の資本である「身体」を使って成り上がれるかもしれないのが、プロ・スポーツの世界だ。

プロ・スポーツの世界はどんな種類のものであっても生やさしくない。世界にはまだ無名だが天才的な運動神経やスタミナを遺伝的に持ち合わせた人間が夥しくいる。

彼らは人生を大逆転させる唯一の道として、ハングリーなまでにスポーツにのめり込み、そして戦う。勝ち上がれるのは数万人の中のほんの数人でしかない。しかし、多くの少年がそれを目指す。

少女はどうだろうか。貧しい少女が成り上がる道もまた唯一の資本である「身体」を使うしかない。どのように「身体」を使うのか。それは身体の「ショー化」である。

東南アジアのタイやフィリピンでは日本では考えられないほど美人コンテストが盛んだ。なぜなのか。もちろん、それには深い理由がある。

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