日本の風俗はあまりに無防備であり、しかもデリヘルでもソープランドでも精液を口や膣で直接受けるような危険な行為もまかり通っていることから、風俗の仕事が長くなればなるほど性病から逃れられない。……はずだ。
ところが「私は三年以上、風俗で働いているけど性病になったことは一度もない」と豪語する風俗嬢もいるのは興味深い。
こうした話は自己申告なので本当のことを言っているのかどうか分からないし、れっきとした性病であるクラミジアを性病と認知していない女性もいるし、HIVの検査をしていない女性もいる。
だから、必ずしも「性病になったことは一度もない」が真実であるかどうか分からない。しかし、中には強運の女性もいるのは間違いない。そもそも「病気になりやすい人と、なりにくい人がいる」というのも経験則として知られている。
男でも、売春地帯に10年も20年も入り浸りなのにHIVにも淋病にも梅毒にもかからない無敵のハイエナがいる一方で、一度の売春地帯で一撃必殺にでもあったかのように性病に感染する男もいる。