2018年6月23日、栃木県宇都宮市のオリオンスクエア・オリオン通りにて「第1回 宇都宮タイフェスティバル 2018」が開催されていた。
なぜ、栃木県なのだろう。面白いことに、栃木県にはタイ人もたくさん住んでいる。宇都宮市が出している『国籍別外国人登録人口(人口統計情報)』によると、平成27年にはタイ人は692人住んでいると記録にある。
最も多いのが中国人で2386人、次に韓国人で988人。タイ人はその次に多くて692人、そしてフィリピン人が620人とほぼ同数に並んでいる。タイ人とフィリピン人を東南アジアで括ると、中国人の次に東南アジア人が圧倒的に多いのだ。
東南アジアと言えば、最近はベトナム人もまた宇都宮に増えているのは、他のデータにも出ている。栃木県内では「高度人材」の呼び込みを名目に、市も積極的にセミナーを開いて外国人を呼び寄せていたのだった。
日本政府や市町村の行政は、人手不足を外国人で補おうという動きを活発化させており、今後も日本に入ってくる外国人は増えていくだろう。
表社会で外国人が増えていくと、裏社会にも当然のことながら外国人が増えていくことになる。宇都宮に多くの外国人ホステスが在籍する飲み屋があるのも、そうした社会が生み出したものでもあった。
宇都宮には「リトル・アジア」と呼ばれる区域があるが、宇都宮を見るついでに、このリトル・アジアと呼ばれる地区も散策してみた。写真で宇都宮という都市を眺めてみてほしい。