閲覧注意
日本では、国家権力に逆らっても翌日に警察や公安がやってきて連行したりすることはないのだが、一歩でも国外に出ると国家権力に逆らうというのは命がけの行動になる。
中国でも、中国共産党を街路やインターネットで批判した人々がことごとく公安に連行されて行方不明になっているし、習近平のポスターに墨をぶっかけた女性も消息不明になった。
チベットやウイグルでは国家によってアウシュビッツさながらの人権侵害が行われている。国家は国民を守る存在ではなくて、自分たちを合法的に抹殺する存在と化してしまっている。
ほとんど誰も話題にしないのだが、北朝鮮でもキム一族の独裁に反抗しようものなら、たちまち隣人監視で通報されて強制収容所に放り込まれる。強制収容所に入ったら、もう出てこられない。死ぬまで拷問されるか、強制労働させられる。
サウジアラビアでも、国王や皇太子に逆らうというのは死ぬのと同様の行為だった。それは、サウジアラビア人の記者だったジャマル・カショギ氏の末路を見て世界は知ることになった。
2018年11月16日、CIA(米中央情報局)は「サウジのムハンマド皇太子の命令で殺害が行われた」と報告しているのだが、最近になって殺害現場の一部がリークされるようになっている。