ニオイ

◆鈴木傾城はニオイがしなくなった。あの女たちの匂いを懐かしく思う

11月5日に手術を受けてから数日は、ずっと鼻の奥にパッキングガーゼが詰まったままだったのだが、これが取れてから頭重感が消えた。(ブラックアジア:手術は無事に終わりました。口呼吸をしつつ来週には普通の日常生活に戻ります) しかし、手術によってダメージを受けた部分の腫れが引いて傷口も完全に塞がって完治するには時間がかかるわけで、今も鼻が完全閉塞した状態でニオイも感じない。鼻呼吸ができるようになるのは二 […]

◆貧困の女たちの泥の匂い、汗の匂い、メスの匂いを感じよ

カンボジアの70ストリートで女たちと一緒にいたとき、彼女たちから強い香料の匂いが漂う。しかし、この香料が取れた彼女たちの身体はどんな匂いがするのだろうか。 それはかすかな泥の匂いであり、かすかな汗の匂いである。 かつてのカンボジアは首都プノンペンも紅土(ラテライト)の土が剥き出しになっていて、細かい土煙がいつも舞っているようなところだった。 その土煙は女たちの服に染みつき、身体に染みつき、髪に染み […]

◆愛する人の身体の匂いを忘れてしまうのは、不幸なことだ

日本人は、極端なほど汗のニオイや動物的なニオイを嫌う。そして、それを忌避する。ニオイは消さなければならないと、日本人は頑なに信じているようだ。 ニオイを嫌い、上品なものだけを嗅いで生きていこうとする。 ニオイがしないのは、日本人にとって美徳だ。だから、他の国から来る人はみんな日本人が無臭であることに驚く。 日本の都会ではそのような選別が可能であり、熱帯の国の何もかもカオスになったようなニオイはそこ […]

◆ヤードム。熱帯の国タイの、鼻から吸う清涼感が忘れられない

タイで屋台の女性が果物を売っていたりするのだが、よく見ると片方の鼻の穴に何かプラスチックの棒のようなものが突き刺さっていることがある。 ヤードムと呼ばれる「嗅ぎ薬」である。ヤーは薬、ドムは「嗅ぐ」なので、本当に言葉そのままだ。 ミントの強い刺激で嗅ぐと気分がリフレッシュできるというものなのだが、ヤードムによって微妙に違うニオイや刺激があって、いろんな種類のものが売られている。 タイ人は男女問わず、 […]

◆何が足や靴のニオイにこだわるフェティストを生み出したか

人は誰でも惹かれるニオイというものを持っている。誰でも何らかのニオイに好感情を持ち、時にはそのニオイを嗅いだだけで恍惚感を得ることができる。 ご存知のように、ニオイは2つの漢字があって、良いニオイは「匂い」を使い、悪いニオイは「臭い」と書く。ここでは、この匂いと臭いが反転している人を扱いたいので、あえて漢字を使わないで「ニオイ」と表現したい。 だいたいの人は「良いニオイ」と、「嫌なニオイ」が共通し […]