中米エルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラの3カ国は世界最悪の治安崩壊都市なのだが、この暴力の中心にあるのが「マラス」と呼ばれるギャング集団たちである。
銃撃、放火、レイプ、殺人、ドラッグ密売、人身売買、強盗、誘拐、恐喝、みかじめ料強制……。
ありとあらゆる犯罪がギャング集団たちによって行われ、脆弱で不安定な政府、弱体化している軍、汚職にまみれている警察は、それを取り締まる力がない。
そのために南米はマラスによる暴力が席巻しており、もはや普通に市民生活を送ることなどできないような無法地帯と化してしまっている。
誰が「マラス」なのかは、見ればすぐに分かる。彼らは全身をタトゥーで埋め尽くしているからだ。顔面にもタトゥーが刻まれている。
見た目からして異様な暴力集団がストリートを跋扈して、凶悪犯罪を犯しているのが南米の実体なのである。その結果として、南米は世界最悪の治安崩壊国家と化したのだ。