ブラジルの暴力は完全に貧困と格差から来ている。昨今のブラジルは投資に値すべき新興国として考えられているが、その底辺の暴力の凄まじさは日本人の想像を超えている。
貧困者が集まる山に張り付くように広がっているスラムが「ファヴェーラ」と呼ばれるものだ。このファヴェーラを舞台にした映画はいくつかある。
「シティ・オブ・ゴッド」「エリート・スクワッド」「ファヴェーラの丘」。そのどれもが「暴力」がメインである。
このうち、「エリート・スクワッド」はダークネスの方でも取り上げた。(エリート・スクワッド。ブラジルの暴力・腐敗を映した傑作)