2013年9月29日、数日前から曇っていた北京の大気がまたもや高濃度のスモッグとなり人々を苦しめ始めた。
それは数日で去ると思われたが、実際にはその逆だった。どんどん深刻さを増して「悪化」していく一方だったのだ。
中国政府はマスクをするように国民に訴えて「なるべく外出しないように」と警告した。しかし、数日経っても事態は改善しなかった。
人々は経済活動をしている。マスクはともかく、外出しないわけにはいかないので、微小粒子状物質「PM2.5」の濃度が、6段階の基準で最悪レベルの中を人々は仕事に出かけた。
数日でそれは消えるはずだった。しかし、消えるどころか、10月6日には、中国北京の大気汚染は最も重度な「深刻な汚染」水準となった。
中国の大気汚染は、以前よりもさらに深刻な状況となって北京に襲いかかっているのだ。
その「深刻な汚染」とは、どの程度なのか。