◆プレイボーイの紙媒体の死と、マリリン・モンローと、インターネットのこと

◆プレイボーイの紙媒体の死と、マリリン・モンローと、インターネットのこと

新型コロナウイルスは様々なところに経済的ダメージを与えているのだが、意外なところにも影響が現れていた。

アメリカの有名成人雑誌『プレイボーイ』の紙媒体の廃刊である。

新型コロナウイルスと『プレイボーイ』に何の関係があるのかと思ってしまうのだが、発売元は『新型コロナウイルスの感染拡大によるコンテンツ制作やサプライチェーンの混乱を受けて紙媒体の雑誌が作れなくなってしまった』と説明している。

アメリカ版のプレイボーイは、2015年にヌード掲載を取りやめるという決断をしている。その理由は、女性のヌードはすでにインターネットで大量に手に入るので紙媒体としてのヌードはもはや時代遅れになってしまっていたことがある。

ヌードはインターネットが主流になったのだ。

私はアメリカ版のプレイボーイ紙は見たことがないので、本当に紙媒体からヌードが消えたのかどうかは確認していなかったのだが、ヌードが売りだった雑誌からヌードが消えてなくなるという現象に興味深く思ったものだった。

時代は変わったのだと感じた。インターネットがすべてを飲み込んだのだった。

しかし、ヌードを排除したらすべての人々が手軽に買ってくれるようになったのかと言えばそうでもなかったようで販売数が増えることはなかった。

結局、ヌードを排除しても排除しなくても同じだということになって、2017年になると再びプレイボーイ紙は方針を変えてヌードを扱うようになった。方針は二転三転していた。つまり「迷走」していた。

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