岡山県・広島県・山口県・鳥取県・島根県の5県をまとめて中国地方と言うが、この中国地方の中で最も人口も多く、栄えているのが広島県だ。
広島は1945年8月6日に壊滅的打撃を受けたが、そもそも原爆の目標になったのも、広島が軍港であり、大日本帝国軍の広島大本営が設置されていた場所だったからである。
中国地方で最も重要な都市が広島だったわけで、戦後もまた広島が中心であることには違いない。
そして、この中国地方の女性たちは、大阪や東京に行くのでなければ広島に集まると言われている。広島には中国地方最大の歓楽街があるからだ。
その歓楽街は「流川(ながれかわ)」と呼ばれている。歩いてみた感じは、東京の新宿歌舞伎町を凝縮した感じに近い。
例によって時代に取り残されたような「お好み焼き」や「ラーメン屋」のような店があったと思うと、バー、ナイトクラブ、キャバクラ、ソープランド、キャバレー、ラブホテルと、ありったけが猥雑に詰め込まれている。