表社会に生きる高学歴の男なら、もし自分の妻がストリップや売春でカネを稼いでいたら大きなショックを受けるはずだ。
まして、結婚後も「セックスが楽しいから売春で稼ぎたい」と言ったら、一瞬にして離婚を考えてしまうだろう。
しかし、アメリカ・アイオワ州で共同法律事務所を経営する弁護士ジョン・シアーズは、自分の妻が「自分は今までストリッパーも売春もしていたので、これからも売春が合法であるネバダ州でセックスの仕事をしながら稼ぎたい」と言ったとき、それに反対することはなかった。
妻キャサリン・シアーズとは法律学校で知り合ったのだが、ジョンは結婚前からキャサリンがそうした仕事に就いているというのを知っていた。
だから、彼女が結婚してパートタイムの弁護士として勤めながらも、定期的に3週間ほどネバダ州でセックスワーカーとして「出稼ぎ」するということに特に反対はしなかった。妻は「セックスは楽しい」と言っていたし、ネバダ州では売春が合法だった。
弁護士の資格がある女性が、弁護士の仕事をしている男性と結婚して同時にセックスワーカーとしても稼ぐというのは異質極まるスタイルではあるが、ふたりはその異質な生き方を続けている。