『現代ビジネス』に、ウェブライターの鷹橋公宣(たかはし・きみのり)氏が、ひとつの考えさせる文章を記している。『娘の彼氏は「刺青」入りだった…「根はいい人」という言葉の違和感』というものである。
鷹橋公宣氏の娘に付き合っている男性ができた。娘が「彼氏を紹介したい」というのだが、娘の言葉に鷹橋氏は衝撃を受ける。その彼氏は刺青が入っていて、かつては暴走族OBでケンカなどを繰り返していた人物だと娘が説明したからだ。
しかし、今では真面目になって、「刺青を入れているが根はいい人」だと言う。鷹橋氏は、その娘の彼氏との面会を拒絶した。
その理由は、刺青に無法者のイメージが定着していることや、かつて刑事時代の頃に取り調べた刺青の入った被疑者は「根はいい人物だったが、やっていたことは犯罪だった」ことを挙げていた。
鷹橋氏は「刺青を入れているが根はいい人」という言葉に強く違和感を持ったことを吐露している。「根がいい人」というのは必ず悪評がセットになっているのを見ても分かる通り、「付き合うと自分の人生も狂わせかねない」というのが鷹橋氏の考え方だ。