◆子供を捨て逃げ。私が売春地帯で見てきた「父なし子」たち

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私はフィリピンの売春地帯であるアンヘレスで、ひとりの女性に夢中になったことがある。

彼女は、「ルビー」という名前の女性だったが、フィリピン人と黒人のハーフだった。(黒い肌のルビー(1)一目惚れ、意気投合、一気呵成に結婚話

フィリピンはアメリカの植民地だった国で、アメリカ兵は常にフィリピンに駐屯しており、アンヘレスも元はといえば「アメリカ軍の基地の街」である。

ここで、アメリカ兵とフィリピン女性との間に子供がたくさん産まれていた。男は妊娠した女性を捨てて国に帰り、やがてそのハーフの子供たちが、また売春地帯で売春ビジネスに染まるという負の連鎖を繰り返している。

ルビーもまたそんな女性のひとりだった。ふと、まわりを見回せば、父親に「捨て逃げ」された娘たちがたくさん売春地帯にいることが見て取れる。ハーフの女性たちが、売春地帯でたくさん踊っていた。みんな、父親を知らない「捨てられた」子供たちだったのだ。

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