売春ビジネスは撲滅しようとしても撲滅できない。
そこで「規制しても無駄なら管理して実を取れ」と考える政府もあれば、「騒ぎ立てたら面倒なので黙認して放置しろ」と考える政府もある。
「規制しても無駄なら管理して実を取れ」と考えるようになったのはドイツである。
ドイツは21歳以上の女性が売春するのは合法である。売春ビジネスに関わっている女性は40万人にものぼる。2015年以降は移民から難民まで大量になだれ込んでいるので、その数はもっと増えているかもしれない。
売春ビジネスが合法なので、ベルリンでも、ハンブルグでも、ボンでも、夜になると多くのセックスワーカーたちが街に立ってストリート売春している。
ドイツで有名なヘロインに溺れて堕ちるところまで堕ちていったクリスチーネF(Christiane Felscherinow)もまた街の一角に立つジャンキーのセックスワーカーだった。(あの「クリスチーネF」が、今も生きていることを知った)
彼女の時代は売春は禁止されていたが、その後ドイツでは議論が進んで、売春が合法になっていった。