少女時代にレイプされたことによる深い心の傷、あるいは騙されてポルノに出演させられたことによる激しい後悔。今の時代、こうした傷痕を負っている少女はそれほど少なくない。
レイプの時間はほんの十数分だったかもしれない。ポルノ出演にかけた時間はほんの数時間だったかもしれない。
しかし、少女時代の「ほんの一瞬」は「永遠の悪夢」となって、彼女たちの人生に付いて回り、そして彼女たちを繰り返し憂鬱にさせ、精神的に追い込み、トラウマとなって人生の大部分を覆い尽くす。
こうした体験をした少女たちは「性的なもの」にトラウマを抱えているので、そこに激しい恐怖や拒絶を覚えて逃れられない。
ところが、である。
彼女たちの少なからずは、その凄惨な経験を再現するような無謀なセックスを、自らに罰を科すかのように繰り返すようになっていくのである。そんな現象は、非常によく知られている。
性行為に憎悪と恐怖を感じている女性が、逆に男を次から次へと受け入れる売春や風俗やポルノに転落する。不思議に思わないだろうか?