私が初めてインド系のセックスワーカーを見たのはシンガポールの売春地帯ゲイランだった。
そこではある路地(ロロン)のほとんど暗闇と言ってもいいような闇の中で、真っ黒のスリランカ女性が十人ほどタバコを吸って客待ちをしていた。
その女たちの野生の動物のような目付きに惹かれ、私はそれ以来、インド系のセックスワーカーを追いかけて、ついにインドにまで到達することになった。
ところで、インドのセックスワーカーなのだが、彼女たちの美的感覚は凄まじく派手だ。サリーの原色は万華鏡のように美しい。(溜め息をつくしかない。あまりにも美しすぎるインド女性(2))
彼女たちが好むメヘンディ(ヘナ・タトゥー)もまた独特で、猛烈に過剰で派手派手しい。(メヘンディ。過剰なまでに装うインドの文化によく似合っている)
そして、インド女性と言えば忘れてはならないのが、額に付ける装飾(ビンディ)である。(ビンディー。インド女性の額についている独特の「おしゃれ」)
インドのセックスワーカーは、これらすべてを「完備」した女性がそちこちにいて、そのエキゾチックさには感動で震えてしまうほどだ。
そして、それだけではないのである。度肝を抜かれるのが「セプタム・ピアス」だ。