警察庁は2016年7月29日に「平成28年版警察白書」を公表しているが、これを見ていると、日本の社会の闇で何が起きているのか、その最新の姿がおぼろげながらに分かってくる。
現在の日本はグローバル化の波をかぶっており、警察庁が最も重視しているのは、国際テロへの対応や、増え続ける外国人旅行者のトラブル対処である。
オリンピックを控えており、今後はますます外国人旅行者が日本に入り込んで来るわけで、警察庁がこの方面に力を入れるのは当然だ。
それとは別に、日本国内では様々な犯罪が起きているのだが、今の日本はどうなっているのだろうか。どんな犯罪が増えて、どんな特徴が見られるのか。
警察白書が出している統計資料の中から、特徴的なものを一覧で示してみたい。