野良犬の女たち

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◆「100%本物。寝取って下さい」(2)彼女の持つフラストレーションとは?

野良犬の女たち 表社会に生きている男は、まさか自分の妻が「風俗で働いている」というのは想像すらもしないはずだ。そういう話は噂では聞いても「まさか、うちの妻に限って」という思いを持っているのかもしれない。 しかし私は、ごく普通の「家庭の主婦」が風俗で働いている現場をしばしば見てきている。彼女たちの多くはデリヘルにいる。 デリヘルは時間の融通が利きやすく、たとえば朝10時から夕方4時まで週3日みたいな […]

◆「100%本物。寝取って下さい」(1)本物の人妻も風俗に当たり前にいる

野良犬の女たち 東京・五反田は奇妙なフェチ系風俗の中心地なのだが、ここは城南から神奈川圏内に住む人々が仕事帰りに寄る歓楽街であり、城北や城東や城西に住む人たちはあまり来ない。 ここに働く風俗嬢もまた城南(港区、品川区、目黒区、大田区)か、神奈川方面に住んでいることが多い。交通の便を考えると五反田はちょうど良いエリアだからだ。 もっとも、そうでないこともある。たとえば、埼玉県に住んでいるのに、わざわ […]

◆セックス産業で稼ぐ女たちの金銭事情。稼げる女性と困窮する女性のこと

野良犬の女たち 先日会った場末のデリヘル嬢は、異様なまでに太った40代の女性だった。彼女は二度離婚して精神的に変調を来して睡眠薬や精神安定剤を多用していた。朝、起きれないので普通のパートに出ることすらもできず、激安デリヘルに勤めているのだが客が付かずに家賃の支払いすらも滞っていた。 「とにかく、おカネがない。家賃が払えない」と彼女はつぶやいていた。 私は一ヶ月に一度か二度は必ず「どん底の中のどん底 […]

◆歌舞伎町に巣食う台湾女性(2)彼女の秘密とゴーストと深い疲労感

野良犬の女たち 早朝の新宿歌舞伎町は、大きなネズミが飲食店の出したゴミ袋の周辺をうろつき回っている。そして上空にはカラスが雄叫びを上げて舞っている。そこに、やや憔悴した男女が無言で行き来している。 歌舞伎町には様々な人間が集まっている。台湾人なのか中国人なのか分からない女たちも観光客に紛れて歌舞伎町に売春ビジネスにいそしむようになっている。 以前から黒人のキャッチも大量に出現しているのだが、黒人の […]

◆歌舞伎町に巣食う台湾女性(1)3人の女が私を囲んで大声で値段交渉

野良犬の女たち 明け方の5時過ぎに歌舞伎町をウロウロしていると、新宿東宝ビルの前あたりで3人の女たちが立ち話しながら周囲に目を光らせているのに気が付いた。3人ともスタイルの良い女性たちだったが、派手すぎず、地味すぎず、それでいてお洒落な雰囲気を漂わせている。 観光客だろうか? そのように見えなくはないが、荷物は何も持っていないし、物見遊山しているような雰囲気ではなかった。ぼったくり店のキャッチだろ […]

◆身体中にタトゥーがあり、ピアスも14個いれた癒やし系デリヘル嬢(2)

彼女は光の具合では、ほとんどシルバーに見えるほどの明るい金髪をしており、眉にも、唇にも、耳たぶにもピアスが入っている。着ているものも、凄まじく派手だ。顔立ちも少し不思議な雰囲気があった。 一見するとごく普通の日本人女性の顔立ちなのだが、細部を見るとどこか作られたような人工的な感じがする。整形なのかと思ったが、整形と感じさせるほど誇張された部位があるわけでもない。 何だろうか。もしかしたら、化粧が普 […]

◆身体中にタトゥーがあり、ピアスも14個いれた癒やし系デリヘル嬢(1)

野良犬の女たち 私が初めて眉にピアスをした女性を見たのは、タイの売春地帯だったのか、それともシンガポールの売春地帯だったのか、どちらが先だったのか覚えていない。ただ、ピアスをした女性のひとりは鮮明に覚えている。 彼女は、シンガポールの売春地帯にいたインドネシアの女性だった。眉の左側にピアスが入っていた。そんなところにピアスが入った女性は見たことがなかったので、私はとても彼女のことを印象深く思った。 […]

◆白い膜を顔に張り付けたような女(2)コミュニケーションが取れない

野良犬の女たち 自分の境遇をうまく説明して話ができる人もいる。しかし、自分の身に何が起きているのかを順序立てて話せない人もいる。対人関係が苦手で、コミュニケーションがうまく取れないというのは不幸なことだ。 私の目の前にいた女性は、まさにその典型だったと言えるかもしれない。 うまく話せない。うまく説明できない。恐怖ですくみ上がり、やるべきことが何もできない。普段の彼女がどんな風なのかは分からないのだ […]

◆白い膜を顔に張り付けたような女(1)彼女は小刻みに震えていた

野良犬の女たち 雨が止まない。3月に入って少しは暖かくなってきたのかと思ったが、再び冷たい空気が戻ってきて傘をさして歩く人々も不機嫌に見えた。そんな中、私もまた雨にうんざりする人々の中に紛れ込み、新宿東口から久しぶりの歌舞伎町に入った。 雨だというのに、中国から来た観光客は相変わらず精力的で、キャリーバッグを転がしながら歌舞伎町を行き来している。その脇を大きなカバンを持って奥へ奥へと歩いている若い […]

◆那覇の夜(3)ハーフの女性がくるはずだったが、そうではなかった?

沖縄県の知事、玉城デニーはアメリカ軍海兵隊の父と沖縄女性のハーフだ。しかし、アメリカ人の父親は本国に帰ってしまって、デニー氏は母子家庭で育ったと告白している。 本名は玉城康裕(やすひろ)。元々は「デニス」という名前が本名で、アメリカに行かないことが決まった時点で母親が日本語風の名前に改名した。 沖縄にはこうした日米ハーフの人々が大勢いるとされている。 これは何も沖縄だけの話ではなく、基地問題を抱え […]

◆那覇の夜(2)栄町のストリート売春と辻のソープランド嬢のこと

沖縄には「栄町」と呼ばれる地区がある。沖縄都市モノレール「ゆいレール」の安里(あさと)駅を降りるとすぐそこに「りうぼう」という奇妙な名前のスーパーがあるのだが、その裏側が飲み屋街、屋台街になっている。 夜の8時過ぎ、ゆいレールに乗って安里に向かい、そこで降りる。那覇の中心街は近代的なビルが結構立ち並んでいるのだが、この安里駅近辺はまるで昭和の時代から取り残されたような光景が広がっている。 ゆっくり […]

◆那覇の夜。沖縄の風俗が抱えている「出稼ぎ風俗嬢」の三つのタイプ

普通の仕事を求める沖縄の若い男女も内地(沖縄県以外の都道府県のこと)で働くことを考える。同時に、風俗で働くことを考える沖縄の女たちもまた多くが県外に出で行く。 理由は単純で、県外の方が仕事があるし稼げるからだ。それだけではなく、沖縄は狭い世界なので風俗で働いていると「身バレ」もしやすい。総合的に考えると、内地で働く方が圧倒的に環境が良い。そのため、沖縄の夜の女たちは「流れ者の女」になりやすい。 し […]

◆激安デリヘルで働いていた彼女が顔半分を覆うマスクを取らなかった理由

野良犬の女たち 日本の最底辺で、どん底のような環境でもがいている女たちに会いたければ手っ取り早い方法がある。激安風俗で働いている女性に会うことだ。 男たちは「激安」が意味しているのは「安く快楽を満たせる」という観点からしか見ないのだが、私が日本の風俗に潜り込む前に「風俗とはどんなところなのか」をレクチャーしてくれたある雑誌ライターは、このような主旨のことを私に言った。 『風俗は女性の質と値段は比例 […]

◆歌舞伎町にいた沖縄の女性(2)「寒い」と言いながら東京で必死で働く

彼女は部屋に入って「寒いですねぇ」とゆったりした声で言って、私の顔をまじまじと見つめると「芸能人に似た人を見たことある」と言い出した。「思い出せないけど、似てる人知ってる」と彼女は笑う。 私が芸能人の誰かに似ているというのはない。今まで言われたこともない。だから、彼女の言っているのは、人間関係の距離を詰めるための一種の彼女なりの会話術だったのではないかと私は思った。 アクセントは、よく聞けば少し標 […]

◆歌舞伎町にいた沖縄の女性(1)沖縄出身の女性も当然そこに潜んでいる

野良犬の女たち 以前からずっと気になっていたことがある。「かんなみ新地」にいた沖縄の女たちだ。 兵庫県の尼崎には沖縄の人々がたくさん集まっていて、関西を代表する「ちょんの間」のひとつである「かんなみ新地」にも、沖縄から来た女たちが大勢いた。(ブラックアジア:尼崎(あま)の闇。未だに残るちょんの間「かんなみ新地」) 恐らく沖縄の女性は関西で様々な風俗に潜り込んでいる。その中のひとつに「ちょんの間」が […]

◆四国に潜む流れ者の女(2)彼女は東京で何をやってしまったのか?

四国・松山は夏目漱石の小説『坊っちゃん』で有名な道後(どうご)温泉を抱えているのだが、この道後温泉は道後温泉本館で入れるようになっていて、この建物が重要文化財になっている。 しかし、最近の若い人たちは小説『坊っちゃん』よりも、2001年に公開されたアニメーション映画『千と千尋の神隠し』のモデルになったのが道後温泉本館だったというので関心を持つのだという。 松山に行く前に「道後温泉というのは、そうい […]

◆四国に潜む流れ者の女(1)女たちの出稼ぎ先「松山」に行ってみた

野良犬の女たち 日本のアンダーグラウンドには「流れ者」の女がいる。風俗の「寮完備」の店を転々として日本の歓楽街を這い回ってソープランドやデリヘルやその他風俗の仕事に就き、決して一箇所に定着しない。 普通、女性は各所を転々とする流れ者的なライフスタイルは好まないと言われているのだが、そうではない女性もいたのだ。風俗の女たちの話を聞いているうちに、そうした女たちが大量にいることを知って、私は深い関心を […]

◆ストリート売春をしていた女性が「やっぱり止めます」と震えて言った

野良犬の女たち 新宿歌舞伎町はホストに狂った女たちが次々とビルから飛び降りたり、住吉会系の暴力団が入るビルに銃弾が撃ち込まれたりして、相変わらず物騒な街だった。そうした事件の現場をふらふらと通り過ぎながら歌舞伎町のホテル街を歩いていく。 夜になると冷たい風が吹きすさんで身も縮むような気温なのだが、なぜか歌舞伎町はいつもにも増して人が多いように見える。観光客も多いが日本人も多い。年末で飲み会が立て込 […]

◆日暮里に立つ野良犬の女(2)鈴木傾城がやらずボッタクリに遭う日

野良犬の女たち 私を見つめるこの女性は、まったく表情を変えず、ニコリともせず、無言でじっと私を見つめて、私が何者なのかを知ろうと考えているようだった。困惑しているようにも見えた。 私を警戒しているのだが怯えてはいない。恐らく、彼女がいつも相手にしている男たちと私は雰囲気がまったく違ったので、男が何者なのか分からずに当惑しているのだろう。 とは言っても彼女は野良犬の女だ。ストリートに立って男を待って […]

◆日暮里に立つ野良犬の女(1)ちょっとした違和感を感じさせるセンス

野良犬の女たち 東京でラブホテル街として知られているのは「鶯谷」である。(ブラックアジア:鶯谷で見た野良犬の女。女たちに声をかけて気づいた裏側の変化とは?) その次の駅が日暮里だ。日暮里もまた鶯谷ほどの規模ではないが、駅前にいくつものホテルが建っていてデリヘルを中心とした風俗の女たちが近くで待ち合わせしたりする姿を見る。 そして、この日暮里にもまた売春する女たちが立っている。 日暮里は駅の付近に外 […]