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2012年7月1日、メキシコの大統領はフェリペ・カルデロン氏からエンリケ・ペーニャ・ニエト氏に変わった。
ちょうどその前、メキシコの治安当局が麻薬組織の「大物の息子」を逮捕したとして、カルデロン大統領が率いる与党「国民行動党」はこれを絶賛していた。
これによって、選挙で与党が押すホセフィナ・バスケスモタ氏を勝たせようとする算段だったと言われている。
ところが、逮捕したこの「大物の息子」が、実は麻薬の大物とはまったく何の関係もない別人だったことが発覚した。
与党の面目は丸つぶれになり、大統領選はエンリケ・ペーニャ・ニエト氏が制することになった。
このエンリケ・ペーニャ・ニエト氏が属するのが制度的革命党(RPI)だが、この政党は日本で言うところの自民党のように、非常に長くメキシコの与党として君臨していた。