日本はもう数十年も前から自由恋愛で結婚するのが当たり前の世の中になっている。親が決めた相手と結婚する若者は、ゼロとは言わないが、ほとんどいないはずだ。
しかし、インドは延々と見合い制度が続いている。いまだにそうだ。これからもそうだと言われている。
その根底に「持参金制度」があるからだと言われている。インドでは「ダウリー」と言う。要するに結婚するとき、女性は「嫁ぎ先の男性にお金を持っていく」のである。
しかし、もちろん娘がそんなお金を持っているはずがないので、娘の親がお金を用意して持たせる。
ここにインドで「見合い結婚」が続く理由がある。なぜ、インドでは結婚相手を親が決める権限があるのか? 金を払うのは親なのだから、結婚相手を決めるのも親なのだ。