タイではデング熱が2012年からずっと流行したまま拡大が止まらず、ここ1年で2万6067人、死者も33名に達している。
フィリピンはタイを上回るペースで患者も死亡者も増えており、2013年の患者数は3万7895人で、死者はなんと172人となっている。
この2国が東南アジアでは突出しているのだが、ベトナムでも、マレーシアでも、ラオスでも、患者数は1万人を超えているので、大流行の兆しがあると考えてもいいのだろう。
これらの国はそれぞれ観光立国でもあり、観光に訪れた日本人が感染して帰国するケースも多い。2012年でも、フィリピンやインドで感染した日本人が感染したまま日本に帰国するケースが多かった。
今年はタイで感染して日本に持ち込むケースが増えるのではないかと言われている。
なぜなら、タイで最もデング熱の感染率が高い地区はよりによって観光地のプーケットだからである。