AFP(フランス通信社)は、2014年11月18日、アメリカで格差がどんどん広がり、今やアメリカ人の子供の30人の1人、約250万人近くが、ホームレス状態を経験したことがあるという調査結果を発表している。
この調査を発表したのは米国研究学会という団体だ。調査によると、世界で最も強大な国であるはずのアメリカの子供たちが、車の中で寝泊まりしたり、施設に預けられたり、地下で寝泊まりしたり、路上で寝たりしているのだという。
アメリカはすでに国民の約4530万人が貧困ライン以下で暮らしている。
2013年は0.5%減ったというのだが、この0.5%というのは単なる誤差の範囲であり、相対的に見れば、アメリカの貧困は減っていない。今後、減る確証もない。
アメリカはリーマン・ショック以降、株価が上昇して2013年も絶好調であり、その勢いは2014年に入っても続いている。アメリカ人は資産を株式で持つ確率が多いと言われているが、それでも貧困が増えているというのは何を意味しているのか。