ギリシャがどうなるのか、もう誰も知らない。2010年からギリシャはデフォルト寸前になっており、現在のチプラス首相すらも、明日ギリシャがどうなるのか分からない。
ギリシャはIMF(国際通貨基金)に金を借りている。2015年6月中に、返済期限が来ている2360億円を返さなければならないが、そんな金がギリシャにあるわけがない。
今まで何とか期限の延長を申し出て、取れるところから取り、借りれるところから借りて自転車操業をしてきたが、いよいよ首が回らなくなり、「国の死」が見えてきた。
この金が返せないと、ECB(欧州中央銀行)はギリシャに金を貸すことができなくなる。つまり、ギリシャは事実上の債務不履行(デフォルト)に突入する。
猶予はあと一週間あるかないか。
ところが、ギリシャがユーロを離脱するかしないか、デフォルトするかしないかは、もうギリシャ国民は「どうでもいい」とつぶやくようになっている。なぜ、どうでもいいのか。