真夜中の世界はセックスを中心に回っている。真夜中に生きるというのは、セックスをアイデンティティにするということである。男も女もそうだが、特に真夜中に生きる男は積極的かつ貪欲だ。
ハイエナのように、常にセックスを求める男だけが真夜中の世界で生き残れる。逆に言えば、セックスに関心を失ったり、セックスができなくなったら、もう真夜中に生きる理由も価値もなくなる。
ところで、セックスができるかどうかは精神的なものも大きくあるのだが、肉体にも強く依存している。肉体にトラブルが起きた場合、もはやセックスができなくなってしまう可能性もある。
「前立腺」というのは聞いたことがあるだろうか。前立腺は男性だけにある臓器なのだが、尿道のまわりを取り囲むようにして成り立っている。
この前立腺が、精液を作ったり、精子に栄養を与えたり、精子を保護する役目を果たしているのだが、50代になると徐々にこの前立腺が癌化してしまう人が増えていく。動物性脂肪を取り過ぎたり、加齢による男性ホルモンの減少でバランスが崩れたときに前立腺はトラブルに見舞われていくことになる。
前立腺癌になると、性生活どころではなくなる。そうであれば、何とか前立腺癌にならないようにしたいと思わないだろうか。
どうすればいいのか。アメリカの医学研究チームが約3万人の性生活を分析した結果、このようなことが分かったという。