人間社会は一夫一婦制にも関わらず、人間の性は多数の相手を求める傾向がある。
そのために、結婚しても違う異性を求めたり、自然に配偶者以外の相手と深い関係になることも世の中には多々ある。これを「浮気」という。
浮気は決して珍しい現象でも稀な現象でもない。
日本ではコンドームメーカーが行った統計で、交際(結婚)相手以外に性的な行為を行うパートナーがいると回答したのは、男性で26.9%、女性で16.3%であると言われており、全体では21.3%が浮気をしていることが判明している。
ざっと言えば5組に1組は配偶者が浮気をしているということになる。
もっとも、こうした統計は本人の自己申告なので、実際には浮気をしているのにしていないと言う人もいれば、逆に見栄で浮気をしたことがあると言う人もいるので当てにならないと考える人も多い。そのため、数字の信憑性はあまり意味がない。
意味があるのは、人間社会で「浮気」という現象は珍しいものではなく、自分がその渦中にあったり、自分のまわりでそれが問題になることは必ず起きるということだ。
そして、浮気はたいてい自分の配偶者に気付かれる……。